高等学校のご案内

2007年度のSPP活動について

テーマ 最先端科学 ~光・レーザー・プラズマ~

(1) 講義・デモ実験

日時 2007年10月20日(土) 10:00~15:00
場所 本校物理第二実験室
講師 細貝知直 先生 東京工業大学大学院総合理工学研究科 特任准教授
TA 山﨑 淳 先生 東京大学大学院工学系研究科原子力専攻 助教

午前中は、細貝先生に「光を考える~最近の高強度レーザー科学とプラズマと~」をテーマに講義をして頂きました。光について生徒は、昨年物理の時間に学習しているので、それを思い出しながら、耳を傾けていました。後半は原子物理や量子力学、プラズマという、初めて聞く話に悪戦苦闘しながら何とかついていこうと必死でした。難しい内容でしたが、細貝先生はできるだけわかりやすい言葉で説明してくださいました。また、講義の後は生徒からたくさんの質問が出され、それに対しても先生は丁寧に答えてくださいました。

午後は、ヘリウムネオンレーザーを使った「マッハツェンダー干渉計による火炎の計測」というデモ実験を体験しました。ヤングの実験は授業で学習したものの、生徒は高校の授業ではなかなか見ることのできない装置を目の前にして興味津津でした。ミラーを微調整しながらモニターに映るろうそくの炎の様子(干渉縞)を真剣な表情で観察していました。

参加した生徒の中には、光やレーザーについての理解を深めたと同時に、将来自分が研究の分野に進むことに意欲を持った生徒もいたようです。

(2) 講義・施設見学

日時 2007年11月1日(木) 10:00~15:00
場所 財団法人 電力中央研究所(横須賀地区)
講師 根本孝七 先生

11:00~12:30 講義
12:30~13:00 昼食
13:00~15:00 施設見学
・石炭燃焼特性実証試験装置
・石炭ガス化研究設備
・バイオマス/廃棄物 炭化・ガス化実験設備
・高電圧ホール
・T3レーザー

2回目の講座は、横須賀市にある電力中央研究所を舞台に、「エネルギー」という観点から研修を実施しました。午前中は、根本先生による講義を受けました。先生からは高校生にもわかるように詳しくお話をして頂きました。午後は、最先端の技術や測定がどのように行われて、どのように活用されているかを実際に目で見ることができました。